中学受験・高校受験・大学受験を問わず、過去問研究は非常に重要かつ有効な対策です。そこで今回は過去問の入手の仕方から、その活用方法までをまとめます。ぜひとも参考にしてください。
ただし、教科書や問題集は完全に解き終わっていることが前提です。
過去問をやる理由
(ア) 学校によって出題されやすい問題や形式があるので、その傾向を知っていれば対策が立てやすい。
(イ) あらかじめ出る問題がわかっていれば、学習する際に興味を持って学習できるし、より多くのエネルギーを投入できて、理解できるようになりやすい。
(ウ) 要するに無駄な時間とエネルギーを省くことができる。
(エ) 国語や英語では自分の意見を書かせる問題が出されます。自由記述問題ができないのは普段あまりものを考えずに暮らしているからです。社会で起きている出来事や、身の回りのことに関して自分がどう考えるのかを、問題を解くことで意識するようになります。いろいろなことについて考え、それを文章にまとめておけば、立派なネタ帳ができあがります。
(オ) したがって「対策を立てる」のが目的なので、遅くとも冬期講習では本格的に解ける状態になっていなければなりません。
過去問の使用方法
(ア) 制限時間内で問題を解き、得点を記録する。
(イ) 答え合わせをして間違った問題と、たまたま正解になった問題を調べながら解きなおす。
(ウ) 調べ切れなかった問題を質問する。
(エ) 間違った理由がわかったら、もう一度解きなおす。
(オ) 時間を置いて再び解きなおす。
(カ) 調べる材料はこれまで使ったテキストを使用し、調べられないものは疑問の形で書き残し、質問する。調べることにはきりがないので、やりすぎに注意する。
過去問の範囲
(ア) 昔のものは傾向も変わっているので、過去問題集に載っている3年から5年程度の範囲で十分です。
(イ) 上記見直しをした上で、解法や知識の定着を図るには最低3回はやってください。3回やってもできない問題は、はじめから手をつける必要がありません。
(ウ) 第一志望校は3回、第二志望校なら2回程度は解いておきたいものです。
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