これからの大学入試・・・ゆとり教育からみのり教育へ。  

 高校学習指導要領の改訂により、「理数教育の充実」と「外国語教育の充実」が図られています。このことにより高校での履修内容は質・量ともに大幅に増加します。一部報道では大学入試改革として、人物重視やボランティア活動などを評価するなどということも伝えられていますが、学校現場ではむしろ学力重視の方向に進んでいます。

1.多様化する大学入試

 大学入試の現状は、AO入試や指定校推薦、自己推薦などを利用する受験生が多く、一般入試による入学者は私立大学ではおよそ半数に過ぎません。受験生のほうも高校進学時から指定校推薦をめざして定期テスト対策に力をいれることも珍しくありません。まじめでコツコツ努力する高校生は高校3年生の10月には早くも大学合格の切符を手に入れることになります。

 大学入試の全体像を描けば、5人にひとりが国立大学に入学し、私立大学に入学する4人のうち半分は推薦・AO入試で合格を決めていることになります。私立大学に一般入試で入学するのは受験生5人のうち2人です。自分がこの中のどの分類に入るのかを頭に入れた上で高校生活を送らなければなりません。

2.学力重視に回帰する私立学校

 しかし、私立中学・高校などでは安易に指定校推薦を受けるのではなく一般受験で上位校に挑戦することを勧めたり、センター試験を受けることを勧めたりと、学力を高めることで学校の存在感を高めようとする動きが盛んです。特に東日本大震災以降は私立学校の存在意義に対する学校内部の危機意識から、生徒の学力向上に全力を傾けている学校が数多く存在します。

 一方、都立高校の改革は実を結び始めています。東大合格者数が3桁になったことも最早ニュースではなくなりました。学力重点校の復活や、中高一貫校の躍進が顕著にそれを物語っています。

 HPS曳舟校では中学受験・高校受験・大学受験を通して、自律的な学習ができるように訓練しています。人間が生きている間、勉強するのは呼吸をするのと同じくらい当たり前のことです。その当たり前のことが習慣として身につくように辛抱強く見守りたいと思います。