先生、何勉強したらいいの?

これは都立高校入試を10日後に控えた、中3生の言葉。

えっ?何勉強したらいいか、わからないの?

と、私。

うちの塾は祝日以外毎日やっているのですが(ステマ)

この生徒も、学校から帰ると夕方から塾に来て毎日夜9時半まで勉強しています。

みんなこの時期になると過去問も何度か解きなおし、やる問題がない、ということなのでしょうが、やるべき課題は自分にしかわかりません。

私が見る限り、完璧ではないにしても、ほぼやるべきことはやっている感じなので、

自分が一番不安に感じていることを勉強しなさい

と言うと、わかった、と社会を勉強し始めました。

なんだ、わかってるんだ。

試験を前にして、誰しも不安になります。

その不安をまったくなくすことはできませんし、不安を感じるようでなければ、おそらく失敗するでしょう。

未だ来ない未来ですから、誰にも結果はわかりません。

しかし、結果を引き受けるのはすべて自分だと覚悟を決めれば、悔いが残らないように全力を尽くすしかありません。

答えはすでに自分の中にある

というのが、これまで多くの子どもたちから質問を受けてきて感じることです。

何をしたらいいのかわからない、のではなく、やらなければいけないけれども、やりたくない勉強が残っている、ということなのでしょう。