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家庭自慢

何かのきっかけで、子どもたちの家庭自慢が始まります。

自慢といったって、いろいろありますから、お父さんお母さん、お気をつけください。

不幸自慢

小学3年生や4年生くらいまでの家庭自慢は実にかわいいものです。

夏休みに素敵なホテルに泊まってきた、とか、きのう家族でおいしいものを食べに行った、とか、時には、パパやママがどんなに素敵で優しいか、とか本当の自慢話。

しかし小学5年生・6年生になるころから、それぞれの不幸自慢が始まります。

自分の親はいかにわかっていないか

ということが、次々と飛び出してきます。

人には勉強しろと言って、自分じゃ何もやんないし、や、

学校の勉強を教えてもらおうと思ったら、先生に聞いてきな、と言って教えてくれないし、とか、

なんか急に怒り出して、わけわかんない、だったり、

時には、家庭の経済状況がいかに大変であるか、などなど。

子どもの能力

お父さんお母さんは生まれてまだ10~15年くらいの子どもたちが、どの程度の理解力・判断力を持っているのかご存知ですか。

もちろん個人差は大きいのですが、中学受験や高校受験をする中で、体験は伴わずとも、不勉強の大人よりは新しい知識や深い考察力を備えるようになります。

経験したこともないのにえらそうなことを言うな、という気持ちもありますが、だからこそ、純粋に理屈に合ったことがいえるということにもなります。

家庭内情報の開示が必要かも

子どもに大人の心配をさせたくない、という考えもあるかと思いますが、親が言おうが言うまいが、子どもたちは家庭内の状況を十分把握できています。

親として子どもに見せたくない姿もあるとは思いますが、自分で思っている以上に、恥ずかしい姿をすでに見せているということに気がつけば、思い切っていろいろな相談事を持ちかけてみるのもいいのではないでしょうか。