感傷に浸っている暇はない

入試の季節もそろそろ終わりを迎えようとしています。

おもわぬ結果に泣いたり笑ったりとさまざまですが、結果がよくても悪くても、すでに過ぎたことです。

予想以上にうまくいったのであれば、幸運に恵まれたことに感謝するとともに、決して実力だけではないという自覚を持って次のステップに臨む必要があります。

また、思い描いた結果ではなかったのならば、しかしそれが現実であり、現在の自分の実力の結果であることを認めざるを得ません。

PDCAサイクル

入試結果は新たな生活を始めるための反省材料でもあります。

plan(計画)、do(実行)、check(評価)、act(改善)のサイクルで言えば、check(評価)を行い、次のact(改善)につなげなければなりません。

予想通りの結果が出なかった場合は、見直しの材料には事欠きません。

準備期間が短かったために、うまくいかなかったのであれば、早めの準備を心がけなければならないことになります。

準備期間は十分長くとったけれどもうまくいかなかったのであれば、目標設定を誤った、自分の実力を客観的に見ることができなかった、あるいは最後までモチベーションを保つことができなかったなど、さまざまな要因が考えられます。

うまくいったときほど慎重に

失敗の原因はわかっても、うまくいったときの原因はわかりません。

多くの場合は、「俺つえぇー」とか「私って天才」などと勘違いしてしまいます。

そして失敗→反省のサイクルに戻っていくことになります。

勝って驕らず、負けて腐らず、ということわざがあるのも、それがなかなか変えられない人間の習癖であるからでしょう。

だから、普通の人はどうしても成功と失敗を繰り返すしかないようにも思います。

負けるからこそ面白い

勝負事では、そもそも常に勝ち続けること自体がありえない、という事実を受け入れなければなりません。

スポーツにしてもゲームにしても負けない勝負はありえませんし、絶対に負けないゲームをそもそもしたいとは思わないでしょう。

したがって、act(改善)として、新たな挑戦をするための作戦の立案に取り掛かるのが、次の楽しみへの最初の一歩になります。