親子で消耗しないための塾通い(その2)

塾にも集団塾や個別指導塾などさまざまな形態があります。

子どもの性格や目的に合わせて選べることはいいのですが、選ぶ基準がわからないのではないでしょうか。

また同じ形態であっても、教え・教えられるということは最終的には一対一の人間関係になってくるので、お互いの相性というのも避けては通れません。

では、どのような基準で選べばよいのか。

成長段階にあわせてみていきます。

小学1・2年生の場合

小学1・2年生のころは母子関係がまだまだ濃密な時期です。

そして子どもは母親から多くのことを学びます。

言葉がその最たるものでしょう。

言葉を発することができるようになるには、言葉を吸収するための膨大な時間が必要です。

ですから、本の読み聞かせを中心にたくさんの言葉を聞かせることが最もよい教育だと思います。

それに、勉強というよりは、動物としてまともに生きられるよう、体を思う存分動かし、手足や指先が自分の思うとおりに動かせるようになることが、脳にとってはよっぽどよいことでしょう。

要するに心身ともにバランスよく、精神的に安定して育つことが一番よいということです。

その意味では、親の元で思い切り遊べる環境があれば一番いいのですが、あえて習い事をするのであればスポーツやダンス・音楽などがよいのではないでしょうか。

小学3年生の場合

現在、中学受験のための準備は4年生から始めるのが一般的です。

「予習シリーズ」も4年生と5年生で中学入試に必要な知識の大部分を学習する構成になっています。

そして、多くの中学受験塾の場合、集団形式の指導が行われます。

したがって、中学受験を目指すのならば、小学4年生、正確には小学3年生の2月時点で、それに耐えられる状態になっていたほうが選択の幅が広がるということがいえます。

 具体的には、もしも四谷大塚の予習シリーズを使うとすれば

  • 予習シリーズ算数の例題解説を質問しながら理解し、類題を自力で解くことができる。
  • 予習シリーズ算数の基本問題を自力で解ける。
  • 予習シリーズ算数の練習問題を指導を受けながら解くことができる。
  • 漢字や語彙の学習が一人でできる。
  • 予習シリーズ理科・社会の要点チェックが自力でできる。
  • 演習問題集を家庭学習として消化することができる。

などです。

それでは、小学3年生の段階でどんな塾が適切なのかを次回述べることにします。