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親子で消耗しないための塾通い(その3)

小学3年生の段階で塾に通うとすれば、どのような塾がよいのか。

前回に引き続き考えてみます。

中学受験の覚悟をしたら学習カリキュラムのある塾がよい

中学受験を目指すのならば、小学3年生のうちに、一定のカリキュラムに従った学習ができるかを確かめておきたいところです。

当教室で言えば、四谷大塚の「ジュニア予習シリーズ」を使って、算数・国語を中心に学習します。

算数と国語の学習をしてもなお余裕があるときは、理科と社会も学習します。

この教材はおよそ1週分ずつ分冊になり、1月ごとに購入するものです。

毎日の家庭学習もあらかじめ決められていますので、それらをしっかりと進めることができれば、4年生からの学習も問題なく行えるでしょう。

これらの学習を子どもだけで完結させるのは無理ですので、家庭でどの程度の学習面でのフォローができるかも確かめてください。

中学受験のための学習方法については以下を参考にしてください。

中学受験をするべきか迷っている場合はとりあえず何かを始める

中学受験をするには経済的精神的負担がかかってくるので、親の覚悟が必要なこともさることながら、子どもがそれに耐えられるかがもっとも心配なところです。

ただ、学習習慣や基礎学力をつけておかないと、中学生以降困ることになり、そこからの回復はなかなか困難ですから、少しずつ勉強になれさせる必要があります。

小学3年生のころは成長のスピードも個人差が大きいものです。

机にじっと座っていられない子どもには、短時間ごとに科目を変えたり、紙ベースの学習だけでなくパソコンなどで目先を変えることも有効でしょう。

また一人で読書ができない子どももいますので、そんなときは親が本を読み聞かせるということも必要かも知れません。

いずれにせよ、3年生以降の小学生には、勉強することが当然だという意識付けを行うことが大切です。

当教室で言えば、学校の宿題や通信教育のフォローをはじめ、漢字練習・計算練習などを行いながら、文字の書き方、ノートのとり方、音読の仕方など、学習を進めるための基礎的な技能と体力をつけさせるようにしています。