5年生からの中学受験(2)

 5年生から受験を決意した人は、すでに勉強を始めていた受験生と比べると、進度が遅れているのは事実です。

それを挽回するためには、それ相応の努力が必要なのは間違いありません。

しかし、超人的な努力ができる人ばかりではありませんから、努力だけで追いつくというのにも無理があります。

そんなときは「手抜き」が必要です。

「手抜き」とは学習する範囲を絞り込むこと

限られた時間で必要な成果を出すためには、やるべきことを絞り込むしかありません。

その後の学習に必要なところを優先的に学習していき、カリキュラムに追いついた後、抜けている分野を補なっていきます。

つまり、「手抜き」とは勉強する順番を入れ替えながら、差を少しずつ埋めていくということです。

教材は4年生の分から購入する

「手抜き」の方法に入る前に教材についてひと言。

いつから受験勉強を始めるとしても、入試に必要な知識は決まっています。

予習シリーズの場合は、4年生と5年生で必要な知識を習得する構成になっていますから、主教材はすべてそろえてください。

受験勉強が進むにつれて、それまでに学習した内容を確認する必要が出てきます。

そのときに参照すべき教材がないと、勉強になりません。

優先順位の第一位は算数

算数は積み上げ型の科目であり、前提となる知識がないと前に進めません。

したがって、4年生の学習範囲から学ぶべきですが、時間的に制約されますから、重要ポイントを絞って学習します。

特に、分数計算は最も重要なので確実にマスターしておかなければなりません。

また、これは割合の考え方の基になるものでもあります。

次に理科と社会

理科社会は開始時点でのカリキュラムに従い、必要に応じて前の範囲を参照します。

単元ごとに学習しても問題はありません。

むしろ勉強した成果がすぐに出るので、やりがいはあると思います。

ただし、たとえば進度が歴史の途中まで進んでいたら、最初からざっと目を通すなどして、全体の流れをつかむことは必要です。