5年生から受験を決意した人は、すでに勉強を始めていた受験生と比べると、進度が遅れているのは事実です。
それを挽回するためには、それ相応の努力が必要なのは間違いありません。
しかし、超人的な努力ができる人ばかりではありませんから、努力だけで追いつくというのにも無理があります。
そんなときは「手抜き」が必要です。
「手抜き」とは学習する範囲を絞り込むこと
限られた時間で必要な成果を出すためには、やるべきことを絞り込むしかありません。
その後の学習に必要なところを優先的に学習していき、カリキュラムに追いついた後、抜けている分野を補なっていきます。
つまり、「手抜き」とは勉強する順番を入れ替えながら、差を少しずつ埋めていくということです。
教材は4年生の分から購入する
「手抜き」の方法に入る前に教材についてひと言。
いつから受験勉強を始めるとしても、入試に必要な知識は決まっています。
予習シリーズの場合は、4年生と5年生で必要な知識を習得する構成になっていますから、主教材はすべてそろえてください。
受験勉強が進むにつれて、それまでに学習した内容を確認する必要が出てきます。
そのときに参照すべき教材がないと、勉強になりません。
優先順位の第一位は算数
算数は積み上げ型の科目であり、前提となる知識がないと前に進めません。
したがって、4年生の学習範囲から学ぶべきですが、時間的に制約されますから、重要ポイントを絞って学習します。
特に、分数計算は最も重要なので確実にマスターしておかなければなりません。
また、これは割合の考え方の基になるものでもあります。
次に理科と社会
理科社会は開始時点でのカリキュラムに従い、必要に応じて前の範囲を参照します。
単元ごとに学習しても問題はありません。
むしろ勉強した成果がすぐに出るので、やりがいはあると思います。
ただし、たとえば進度が歴史の途中まで進んでいたら、最初からざっと目を通すなどして、全体の流れをつかむことは必要です。
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