平成27年度都立高校入試の概況(1)

3月20日に行われた新教育研究協会の入試結果報告会に参加してきましたので、その資料から都立高校入試の概況について要点をお伝えします。

公立中学卒業者の進路状況・都立高校募集人員

(1) 平成25年度(平成26年3月卒)の公立中学卒業者の内、公立高校全日制課程への進学率は54.0%、私立高校全日制課程への進学率は31.7%でした。

(2) 平成27年度の就学計画では、平成26年度(平成27年3月卒)の都内公立中学卒業予定者77421人を基にして計画進学率を96.0%、都立高校と私立高校の受け入れ比率を59.6:40.4としています。

(3) その結果、平成27年度の都立高校の受け入れ枠は42000人となりました。その内、推薦入学を含む都立高校全日制一般募集の募集人員は41776人になります。

校長会志望予定調査

(4) 平成26年12月12日時点での「都立高校全日制志望予定調査」によると、全日制高校志望者のうち都立高校を第一志望とした人の割合は76.83%でした。全日制の都立高校志望倍率は1.33倍となり、3年連続高倍率が続いています。

(ア) 普通科男子:1.37倍で前年度よりやや上昇。

(イ) 普通科女子:1.42倍で平成23年度の1.45倍をピークに年々微減しています。

(ウ) 単位制普通科:1.41倍で平成26年度の1.38倍から回復しました。

(5) 学科別の応募者を見ると、男子は普通科が71.9%から73.3%へ増加したのに対して、工業科は8.7%から8.4%、その他の専門学科も5.2%から4.6%への減少でした。一方女子は、普通科の70.1%から69.4%への減少に対して、単位制普通科は8.1%から8.6%、商業科も4.6%から5.0%への増加となりました。

都立推薦入試

(6) 一般推薦応募状況

(ア) 特別推薦を含む推薦入試の全日制募集人員9050人に対して応募者数は28198人で、応募倍率は3.12倍となり前年度より0.12ポイントダウンしました。

(イ) 都立高校第一志望者の推薦利用者はほとんどの学科で減少し、推薦入試改革前の状態に戻りました。

① 普通科男子:2.98倍(前年度3.06倍)↓

② 普通科女子:3.72倍(同3.85倍)↓

③ 工業科:1.92倍(同2.10倍)↓

④ 科学技術科:2.00倍(同2.58倍)↓

⑤ 農業科:2.44倍(同3.13倍)↓

⑥ 総合学科:2.95倍(同3.03倍)↓

⑦ 商業科:2.90倍(同2.85倍)↑

⑧ 産業科:2.48倍(同2.42倍)↑

(ウ) 校長会予備調査時で都立高校志望者のうち推薦入試利用者の割合は、普通科で48.9%、専門学科で62.4%、総合学科70.3%、全日制全体では52.2%でした。

(エ) 一般推薦入試の全日制の受検者は28166人、合格者は9047人で、合格率は32.1%でした。

学力検査、平成28年度の制度変更については次回です。