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都立高校受験をめざす新中学1年生の学習法(その1)

入学式も終わり、いよいよこれから中学生としての生活が始まります。

中学受験を経験していない人たちは、これから勉強中心の生活を心がけてください。

そうでないとあっという間においていかれ、将来の選択肢を狭めてしまうことになりかねません。

1学期を無事に乗り切るために必要なことをまとめておきます。


その前に、小学校の学習内容が十分理解できているということを前提にお話しますので、もし、この点に不安があれば、以前の記事「都立高校をめざす中学1年生の心構え(入学前)」を参照してください。 

学習の中心は英語と数学

学習の中心は英語と数学です。

特に英語は将来どの方向に進むにしても必要となる科目ですから、じっくり丁寧に学習を進めてください。

また数学は、論理的に物事を考える上での土台を作りますので、時間をかけ納得のいくまで考える癖をつけてください。

答えがあったかどうかより、正しい考え方ができるか否かが大切な科目です。

予習こそ命

一日の大半をすごす学校での時間は非常に貴重なものです。

なるべくなら学校にいる間にすべての学習を終えることができれば理想的です。

しかし、個人の理解度やそれまでの知識に違いがあるにもかかわらず、授業の進み方はみな同じですから、同じ授業を受けても皆が同じようにその内容を身につけることができるというわけにも行きません。

したがって、より効果的に授業を受けるためには、どうしても予習が必要になります。

予習の主な目的は以下のようなものです。

  1. 何をその授業で習得しなければならないのかを知ること。
  2. 習得するために必要な知識や技術が身についていなければ、それを補うこと。
  3. 教科書を読んだだけでは理解できないことはどれかを知ること。

予習ですべてができるようにならなければならないわけではありません。

時間がなければ教科書にさっと目を通すだけでもいいのです。