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都立高校受験をめざす新中学1年生の学習法(その5 地理)

社会科は暗記科目といわれますが、テストのためにのみひたすら暗記をすることは苦行以外の何者でもありません。

物事を習得するためには、まず興味を持つことが最良の方法です。

インターネットが普及した現代は、地理を学習するには最適の環境です。

地図帳を見る・読むことが地理の学習の始まり

教科書をまず読むことが第一であることはいうまでもありません。

その上で必ず行ってほしいことは、地図帳を必ず横において出てきた地名を確認することです。

地理とは、地域の特徴とその理由をさまざまな角度から学ぶ学問です。

したがって、その土地がどのような場所かということが肝心なところです。

地図帳を見ることでその土地のイメージがわいてきて、教科書の記述も印象に残りやすくなります。

最近では、インターネットの普及によって、世界中の地域の映像や各種資料を簡単に入手できるので、地理学習にとっては恵まれた環境が整ってきました。

いずれにしろ、資料を活用しながら教科書を読み込んでいく、というのが最も効果的な学習法です。 

問題を解くことで知識の定着を図る

ほかの科目と同様、テストで成果を上げるには、知識として確実に定着していることが必要です。

それを確認するには、問題を解いてみることが一番有効です。

まず、学校で配布される教科書のワークを確実に解けるようになるまで何度も解きましょう。

担当教師によっては、定期テスト前にワークに書き込みをさせて、提出させる場合もあるかもしれません。

その場合は、まずノートなどに答えだけを書き込み、間違いを修正しながら全問正解できるまで問題を解いたあとで、テストのつもりでワークに答えを書き込めばよいでしょう。

効率的な学習のための工夫

学習を始める前に、最終的にその単元では何を習得すべきかを知ることは、効率的に学習するのに有効です。

教科書を読む前に、いきなりワークの問題を解いてみましょう。

もちろん知らないことも多いでしょうが、そのときは教科書から答えを探し出します。

そうすれば漫然と教科書を読んで、何も印象に残らなかった、ということを避けることができます。

もちろん、これは地理の学習に限ったことではありませんが、なかなか興味を持てない教科を学習するときには有効な方法だと思います。