初めての中間試験(1):私立高校受験のために

6月になると、中学1年生にとっては初めての中間試験(2期制の学校)が行われます。

テスト本来の意味は、それまでに学んだことがしっかり定着しているかを見るものです。

しかし、現実的な利害が発生しない限りなかなかやる気がおきないというのも事実でしょう。

そこで、学校成績がいかに高校入試に直結するか、という点をお伝えします。

定期テストでは万全の準備をして臨んでください。

推薦入試と一般入試

私立高校の入学試験には、試験当日の実力だけで勝負する一般入試と、中学の成績が重視される推薦入試とがあります。

推薦入試をさらに詳しく見ると、単願推薦と併願推薦に分かれますが、併願推薦は東京都内の中学生には認められていません。

ただし、一定の基準を満たせば、入試点に加点されるなどの優遇を受けることができる併願優遇という制度があります。

これは一般入試内の制度です。

推薦の基準は学校によりさまざまですので、自分が行きたい学校の推薦基準がどれくらいなのかは学校や塾の先生に聞いてください。

入試相談:成績が悪いと推薦入試を受けることができません。

推薦入試に先立ち多くの高校で12月中旬に入試相談が行われます。

これは中学の先生と高校の間で行われ、推薦入試を希望する生徒ごとに合格の可能性を示してもらいます。

その判断の材料として、学校成績が使用されます。

単願推薦は、受験校が第一志望で学校長の推薦を必要としますので、推薦基準を満たしていないと学校長の推薦を受けることができません。

そして単願推薦で合格したら入学しなければなりません。

この入試相談で単願推薦か併願優遇のいずれかを利用することができるのかどうかが決まりますが、この時点ではまだ合格の確約はもらえません。

推薦入試

1月になると推薦入試が始まります。

単願推薦入試を受けるには、学校長の推薦書と調査書を提出した上で、作文・面接・実技・適正検査などを受けなければなりません。

学校によって、面接だけ・面接と作文・面接と適性検査などさまざまです。

また、推薦基準を満たして単願推薦入試を受ければほとんど落ちない学校もあれば、推薦基準はあくまでも受験資格でしかなく不合格者が出る学校もあります。

1月中に単願推薦で合格が決まれば、高校入試はここで終了します。

内申基準を満たしていれば、ほぼ合格間違いなしという学校が多いので、私立高校への推薦入学を望む人はしっかりと定期テストの準備をしてください。

一般入試:併願優遇

東京都では2月10日を中心に一般入試が行われます。

本来は入試当日の成績だけで勝負が決まるはずですが、東京都の場合、併願優遇という制度によって入試得点に一定の加点をしてもらえます。

学校によっては、推薦入試で不合格になっても、引き続き一般入試を受ければ同様な加点をしてくれるところもあります。

都立高校を第一志望として受験する多くの受験生は、いわゆる滑り止めとしてこの併願優遇制度を利用しています。

一般入試で得点できる実力をつけるのももちろん必要ですが、同時に学校の授業や定期テストも大切にしてより安心して受験できるように準備してください。