中学の定期テストは、試験日・試験時間・試験科目・試験範囲が決まっています。
したがって、いつまでに・何を・どの程度学習すれば、試験時間内で質問に答えられる、という予想が立てられるのですが、最近、この予想が立てられない人が目立つような気がします。
今さらですが、「学習計画を立てる」とはどんなことかをまとめておきます。
学習すべき量を知る
試験科目と試験範囲それに使用する教科書・問題集が決まっている場合、学習すべき最低限の量が決まります。
- 教科ごとに教科書の試験範囲のページ数を数える。
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教科ごとに問題集の試験範囲のページ数を数える
- 1と2のページ数を合計する。
以上が、少なくとも一度は学習しなければならない量ということになります。
学習するペースを決める
学習量が決まったら、それをどのようなペースで学習していくかを決めます。
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試験日の1週間前までの日数を数える。
- 学習すべき量を日数で割り、1日あたりの学習量を決める。
- 1日に使える学習時間で2を割る。
これで1時間当たり何ページ学習しなければならないかがわかりました。
自分の学習能力を知る
計画を立てたからと言って、そのままで計画が実行できるとは限りません。
立てた計画が実行可能かどうかを検証しましょう。
たとえば、数学の問題集を時間を計りながら実際に解き、1ページあたりの平均解答時間を割り出します。
あるいは自分で漢字や英単語のテストを作り、満点が取れるまでどのくらい時間がかかるか確かめてみてください。
それが現在のあなたの実力ですから、それ以上の計画は立てても実現しないはずです。
計画を見直す
試験範囲の発表はたいてい試験日の2週間前くらいです。
さきほど試験日の1週間前までの日数を数えたのは、試験直前の1週間は暗記や苦手分野の反復練習に当てるためです。
したがって問題を解くことだけに限っていえば、範囲発表後1週間で問題を解かなければならなくなります。
ある中学1年生の数学を例にすると、数量と図形をあわせて教科書50ページに問題集が25ページ、合計75ページが学習量です。
単純に7日で割ると1日およそ10ページ。
自分の1ページあたりの解答時間に10をかけたものが1日あたりの学習時間となります。
これだけ見ればやれそうな気もしますが、ほかの教科もあるのでかなり無理があります。
となると、学習計画をもう一度見直さなければなりません。
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