都立高校の一般入試を翌日に控え、中学3年生がやや緊張気味に勉強しているところへ、すでに合格を決めている生徒が、遅れて入室。
いきなり「諸君緊張してますか?」とのたまふ。
おいおい、みんな真剣なんだからじゃまするんじゃない、
と思いつつ、成り行きを見守ることにしました。
緊張とは何ですか
と、にわか先生の問いかけに、それぞれいろいろな意見を発表。
-
先生、それは固くなることです
-
心臓がどきどきすることです
小学生か君らは、と思いながらも、なぜかみんなもその気になっている様子。
息抜きをしたいのかな、とも思いながら、一緒に拝聴。
それではあなた方はどんなときに緊張しますか
- 失敗したくないときです
- うまくやりたいときです
などなど。
まぁね、そうでしょうね。
そして、しばらく意見を聞いた後で、にわか先生がおっしゃるには
皆さんは目標を達成したいときに緊張するんです
なるほど。
つまり緊張とは向上心の塊なのです
いいこと言うね。
だから、緊張していいんです
ほうほう、そうきたか。
考えてみれば、試験前日に1時間余計に勉強したところで、知識面ではたいした違いはありません。
こちらも不安を減らすためにいつもと同じように勉強させています。
だから、こんな直前講習をしたほうがいいのかも知れませんが、同じことを私が言ったところで大して効果はないでしょう。
にわか先生だからこそ、子どもたちの心にしみるかもしれません(真偽のほどはわかりませんが)。
それに、にわか先生のおっしゃることは、まことにごもっともです。
そして、更なるにわか先生の金言は
- 緊張することは大切だ
- 翌日のことを朝から順番にシュミレーションしろ
- 最悪のことを考えて行動しろ
etc,etc,etc...
先生、今日は大変勉強になりました。
ありがとうございました。
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