ウェブで学ぶでも述べたように、インターネットの世界にはたくさんの優れた学びの材料が転がっています。

ここ２～３年の動画サイトの充実には目を見張るものがあります。

それらの中で、小学生から高校生の子どもたちに役立ちそうな、というより私が好んでアクセスしているウェブサイトの紹介をします。

お子さまと一緒に、あるいは保護者の方だけでも利用してみてはいかがでしょうか。

お子さまと共通の関心が生まれ、会話が弾むかも知れません。

https://cgi2.nhk.or.jp/gogaku/index.cgi

英語に限らずさまざまな言語を学べますが、まず必要なのは何と言っても英語です。

英語だけ取り上げてみても、教育テレビで６タイトル、ラジオ第２で１１タイトルの番組がそろっています。

しかもストリーミングで前週の番組を聞けるので、番組を聞き逃したり、録音し忘れたりという心配もありません。

さらに、ドリル練習や単語帳を作ったりもできるので、極めて効率的な学習が行えるはずです。

昔、番組の時間に合わせて帰宅して聞いたり、録音テープを入れ忘れないように気をつけたり、録音したテープを編集したりするなど、いろいろな苦労と工夫をしてきたころと比べれば、夢のような学習環境が整っています。

http://www.nhk.or.jp/kokokoza/

高校までの教科内容がある程度頭に入っていれば、世の中の仕組みがおおよそ理解できるのではないでしょうか。

その意味で、広く知識を身につければ関心の幅も広がり、今までとは少し違った風景が見えるようになるかも知れません。

最近の高校の教科書は極めて興味深いものがあります。

私たちが高校生のころには考えもつかなかったような先端的な内容がそこにはのっています。

特に生物の教科書は普通の読み物としても十分面白いのですが、それを映像とともに見せてくれるのがこのサイトです。

同じような顔ぶれの、代わり映えのしないテレビ番組を見るよりは、よほど有益な時間がすごせると思います。

http://www.nhk.or.jp/school/

もともと学校向けに作られた番組や一般の番組の一部を配信しているサイトです。

電子黒板用の教材があったり、自習用の教材が用意されたりと工夫が凝らされています。

もっとも子どもたちは学校でこのような番組を見ているので、家に帰ってからまで見たくないかもしれません。

どんなに工夫された教材や授業でも、やらされること自体がいやなので、無理強いしては逆効果になってしまいます。

こういう番組を保護者の皆さんが興味関心を持って見ていると、子どもたちはすでに自分が知っていることなので饒舌に話し始めます。

子どもたちに勉強しろというよりは、子どもたちのやっていることに関心をもってくれるほうが、よほど子どもたちのやる気に火をつけるものと思われます。