中学受験を経験していない人にとって、中学で学習すべき量は小学生のときとは比べ物にならないほど多いと思います。
そして思うように学習が進まないことに苛立ちを覚えているかも知れません。
その原因はおそらく読解力の不足にあると思われます。
説明を読まずに問題を解く人が多すぎる
数学や英文法で新しい事柄を学ぶときに、説明文を読まずいきなり問題を解き始める人がいます。
あるいは説明を読んでもよく理解できないときは、わからないまま問題を解いて不正解になり、解答を写しただけで終わり、という場合もよく見かけます。
説明の内容は少し丁寧に読めば十分理解できることなのですが、読むことをめんどくさがって読まない人が大半です。
教科書を丁寧に読むことが国語学習の第一歩
国語は何をどう勉強していいかわからないとか、漢字を覚えることが国語の勉強だと思っている人がいますが、少なくとも社会や理科の教科書を読んで理解できるようになることが最低限の国語力です。
ですから、社会や理科の成績がよくない人は、国語の学習をする以前に社会と理科の学習を優先させることをお勧めします。
読解力=表現力
教科としての国語の成績を上げるためには表現力をつけることが不可欠です。
表現されていないことに対しては理解できたかどうかの判定がつかないのです。
また内容の深い理解のためにも「書く」行為は必要です。
特に長文を読み取るときには結局どんな主張がなされているかを読み取れいなければ、文章を読んだことにはなりません。
「書く」ことを意識しながら読むと、漠然と読んだだけでは気がつかなかったことに気づくようになります。
さらに字数を制限して書かなければならないと、「結局なに?」という究極の問いが生まれ、より中心的な話題が浮かび上がってきます。
国語が得意でも苦手でもないという人には、教科書に掲載されている文章の要約をお勧めします。
すべての文章を二百字以内でまとめられるようになればかなりの読解力がついた証拠です。
読解力に関する以下のブログもご参照ください。
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